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2006 年末特別企画三夜連続公演
「観る音楽、聴く舞台」と題して、加藤訓子のソロパーカッション演奏会を宮城 聰が演出します。
詳細は、加藤訓子ウェブサイト内「News」セクションにて!
http://www.kuniko-kato.net/
演奏:加藤訓子 監修・演出:宮城 聰
俳優:吉植荘一郎・牧野隆二(ク・ナウカ)
日時 / 12月26日(火)、27日(水)、28日(木)
開演 / 19時 (開場/18時30分)
加藤訓子のウェブサイトにて特別ウェブ割引予約受付中!
ticket@kuniko-kato.net まで!
全席指定 / 前売一般4000円、ペア券7000円(白寿ホールチケットセンター予約)
ユース券2000円(25歳以下限定、白寿ホールチケットセンター予約)
会場 / Hakuju Hall (白寿ホール)
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5 株)白寿生科学研究所本社ビル
チケットセンター TEL 03.5478.8700 / 10:00~18:00 (日、月、祝日除く)
http://www.hakujuhall.jp
チケットぴあ Pコード (239-363)
P コード予約 0570.02.9966
オールジャンル 0570.02.9999
クラシック専用 0570.02.9990
@チケットぴあ http://t.pia.co.jp
プログラム
ロゴサンティ (ジェームス・ウッド作曲)
ルボン (ヤニス・クセナキス作曲)
主よ我らここに集いて (J.S. バッハ・権代敦彦作曲)
テマスカル (ハビエル・アルバレス作曲)
インプロヴィゼーション、他
演出家ノート
われわれはみな体内に心臓というリズムボックスを持っている。
そもそも人間は、心臓のリズムと言語のメロディーに支配されて生きていると言えるが、言語のメロディーが学習によって獲得されるのに比べて、母胎内で埋め込まれる心臓のリズムはより始原的である。心臓は、身体にまったく異変がないときはコンスタントに(イン・テンポで)打ち続ける。なのでわれわれは、コンスタントなリズムを聞けば安心し、眠気を催す。しかし感情の昂ぶりや身体の運動量によって心臓のテンポは変化しているので、われわれが「盛り上がった」(excited)と呼びならわす状態にあるときの心拍はイン・テンポではない。ここにパーカッショニストのマジックのタネがある。パーカッショニストは激しく運動し、曲想の昂ぶりを体現する。聴くわれわれの心拍は変動する。ところが優れたパーカッショニストの体内では、驚くほど正確なイン・テンポの時間が刻まれている。つまり奏者の体内では興奮に寄り添うテンポの変化への傾斜と、それに抗うイン・テンポの意志とが戦いを繰り広げている。この戦いは聴衆のからだの深いところに緊張をもたらし、同時に、人間というものの可能性を垣間見せる。聴衆は流れ出る音楽に興奮する以上に、パーカッショニストのからだの中をいつの間にか覗き込み、その戦いに感動する。この仕掛けは演技者やダンサーも実は同じである。ただ「リズム」という素材がヒトにとってもっとも古い素材、ヒトに進化する以前から持っている素材である点がパーカッショニストの特徴であり、ここでわれわれは動物的で生理的な「高揚」と人間的な「感動」の決定的な差異を自覚することが出来る。加藤訓子の演奏を目の当たりにするとき、われわれはいわば動物からヒトへと踏み込む瞬間を追体験することができるのだ。
宮城 聰(みやぎさとし / 演出家、ク・ナウカ シアターカンパニー代表)
http://www.kunauka.or.jp/