ライブウォーカー バンドマンに捧げる不定期コラム

「大日本不安煽り産業化」にご用心

 

そもそも巷に溢れるお金の心配って、結構な率で勘違いや思い込みが多いと思うんです。

 

「生きてくために必要なお金の計算」ってのが、いろいろ必要ないものまで過剰にカウントしちゃってるんじゃないでしょうか?この勘違いの発生源、ワタクシが独断と偏見で分析するならば「大日本不安煽り産業化」によるものだと睨んでます。

 

実際に世の中で金を巻き上げてるのって「不安煽り産業」なんです(←独断)。 この不安煽り産業のせいで、今以上にお金が必要と思わされてる。

 

え?「不安煽り産業」って何かって?

 

たとえば「保険産業」とか「健康産業」。

 

テレビCMで洗脳レベルに煽ってくるアレですよ。 老後の安心のための生命保険、かかっていもない病気のための入院保険、究極には「健康に感じてもあなたは病気かもしれない、それ、あなたヤバイですよ!」って言うテレビ番組とかね。

 

どんだけパーフェクトな安心が欲しいのさ!

 

健康体を通り越して究極生命体にでもなりたいわけ!?

 

カーズ様か!(← これ瞬時にわかる人は人生のイエローカードですよ)って話。

 

そのうち、ちょっと深ヅメしただけでも大騒ぎになっちゃうんじゃないの?

 

『破傷風で死ぬかも! 深ヅメ保険に入らなきゃ!ミュージシャンは深ヅメ保険にも入ろうとしないから将来が不安!あなたは将来を何も考えてない!別れる!』

 

そんな考えが普通になる世もすぐ先かもしれませんね〜(笑)。

 

冷静に見たら、これって奇妙な光景でしょ?

 

でも実際に現実が似たような状況なんですよ。

 

やれ巷の公園では(一部の)ママさんたちが、子供たちを砂場で遊ばせないだの、触るものなんでも何でもかんでも除菌だの…。

 

それ、除菌業界の企業戦略ですから。(←除菌業界って何??)

 

どんだけ免疫力の無い子供を製造してんだよって話。子供は泥だらけになって遊んで、走って転んでケガをして、木から落っこちて危険なものを学んで強くなっていくんです。

 

今の除菌学(←?)が正しいなら、ワタクシたち昭和生まれ世代は半分以上他界してるっつーの!

 

って、ちょっと話が脱線しちゃったけれど、要はそういうことかなと思います。

 

わずかな危険に着目させて不安感を煽って、あれやこれや加入させたり購入させたりのサイクルがまかり通ってるのが現実。

 

そんなもんにビビって金を貢いでるならね、大好きなこといっぱいやって、アホみたいに自分をさらけ出して、酒飲んでガハガハ笑ってる方が健康的です。

 

きっと、アルファ波とかがブシュブシュ出まくって、健康何たらホルモンとかも出まくって、アンチエイジングにも役に立ちますよ!

 

それでも妙な不安に目を向けすぎるのは、現代人の性(さが)なのかもしれません。

 

まあ、ワタクシなんぞは1999年に地球が滅びるっていう、あの「ノストラダムスの大予言」を信じていた大バカ野郎ですからね。 (滅びるはずねぇじゃん、とかいいながら『核戦争起こったらどうしよう』とか内心思ってた大バカ少年でした。)

 

と、それは置いといて…、

 

とにもかくにも、社会全体で色んな不安材料探しをしては不安になってるだけ。

 

それって、「ノストラダムス保険」に金突っ込んでるだけですよ。

 

結局のところ、どんな金持ちになろうが、どんなパートナーを見つけようが、不安や不満ってなくならないんですよね。

 

きやっつら(不安や不満)は永遠に付きまとってくるんですよ!

 

そもそも『あとこれだけ安心があれば… 』って考えが天井知らずに増えてく発想なんですね。

 

目標設定していた安心を得たら、絶対に新しい欲求と不安を探すのが人間。

 

それを相手に求め続けてたら、最終的にはお金持ちで美男美女の人格者で、夜のお勤めもすごくって、かつたまにスリルも味あわせてくれるスーパーマンでもなければ無理。そんなん、どうあがいても離婚か不倫になりますよ。

 

だったら、早い段階で不安投資に見切りをつけて、楽しんじゃってもいいんじゃないでしょうか?

 

そうすれば、今この瞬間に一生モノのやりがいや楽しさやを見つけているミュージシャンだってパートナーになれるはず。

 

 

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ミュージシャンと結婚 (3)

 

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企画&ライター 浅井陽 - イラスト担当:こむじむ