「YoAsaiの音漏れ苦情報告書」〜 バンドマンに捧げる不定期コラム

«性格診断» キーボード・ピアノ編

 

ではキーボード・ピアノなどの鍵盤楽器にいってみましょう。

 

これを一言で表現するのは難しいですが、楽器の特性的に言うならば…

 

『出木杉太郎』(←ドラえもんの優等生キャラね)

 

これですね。この楽器は、音の組み合わせはギターを凌ぐし、ベースの役割もそのまま出来ちゃうし、演奏方法に至っては打楽器スタイルという何でも屋。全部の楽器の役割を存分に理解しています。まぎれもなく出木杉くんです。

 

クラシックピアノなどになると、その存在感は絶対的で、コンサートにおいては、ほとんど伴奏はしません。あの大人数のオーケストラ全員をバックバンドに従える王様ぶり。ピアノが居る時点で、どんな楽器もサポート役決定。

 

しかしジャズなどが盛んになると、伴奏にも適したスタイルが成立し、ポップミュージック全盛の今は、いわゆる電子ピアノやシンセサイザーなどにも姿を変え、エフェクト的な飛び道具担当もこなします。

 

もうどこまでいくんだか…。それゆえに、完璧主義な人も多いですね。

 

このように非常に優れたパートなので、キーボードをフューチャリングしたバンドでは、それはもう神がかりな存在感を放つのですが、バックバンドにまわった際には、この万能性が仇となる事が多々あります。

 

この万能性は、プロ野球で言うならば、犠牲フライの達人とか、送りバントの達人とか『名前を覚えてもらえない職人系スポーツ選手』のような立ち位置になってしまうことも事実。

 

ギターやベースやドラムのような『偏った特殊能力』のほうが個性とみなされやすく、オーディエンスの視線や関心をかっさらうのが現実。

 

世の中って、全方面で優秀な人より、偏った個性派を好む傾向がありますよね!?

 

そういえば出木杉くんも、ドラえもん大長編シリーズでは、ほぼ空気。(←普段もそうか…)

 

これ、藤子・F・不二雄先生も仰ってましたが、出木杉くんがいると、何でも出来すぎちゃってストーリーが面白くならないんだそうです。出来ない人間が協力するから面白いストーリーが生まれ、出来ない人間が頑張るから共感できるんです。

 

確かにエリートに共感って、普通に考えたら無理。

 

そんなわけで、お子さんにピアノやキーボードを習わせようとしているお父さんお母さん!

 

優秀な人間を育てるにはピアノ・キーボードは最適ですが、協調性のある人間に育てたい場合鍵盤楽器は避けてください。

 

今のご時世、エリートは確実に空回りします!

 

さあ気を取り直して、ラストは管楽器。

 

 

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管楽器編 (6)

 

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