ライブウォーカー バンドマンに捧げる不定期コラム

第一夜 そもそも酒ってなんなのさ?

 

世間的には『お酒はたしなむ程度に…』などと言われますが、そもそも酒(アルコール)っていうのは、ヘロインやコカイン等と同類のハードドラッグ扱いにすべきという医者や学者がいるほどハイパーな物質。

 

そんなハイパーな物質を体内に取り込んどいて「理性をたもて」って言う方が無茶な話。それって長澤まさみが「好きにしていいのよって誘ってるのに、服を脱がしただけで何もせず帰るってくらいの我慢大会をしてるのと同じこと。

 

「余計にストレス溜るっての!」

 

お酒ってやつは、飲むと楽しくなって、感情が高ぶったり、エッチになったり、目が回ったり、真っ直ぐ歩けなくなったり、喧嘩したり、あげくの果てには、気持ち悪くなったり、頭痛くなったり、下呂吐いたり、記憶が無くなったり、救急車きたり、最悪死んじゃったり…。

 

こんなのどう考えても極悪なドラッグ以外の何者でもないだろう!? 医療の現場からは確実にダークサイド=アナキン・スカイウォーカーな物質として認定。

 

しかも依存性が半端なく高い物質だから、これまた放っておいても半永久的に蔓延してくれる代物。高額な税金を課せられているアルコールの依存症者が続出で、お国の経済効果は天井知らず。ってか、冷静に考えたら、アルコール依存症とか中毒とか厚生施設がある時点で化け物のような危険物質ですよねコレ…。

 

ところで日本ではお酒以外の嗜好品ってタバコくらいしか許されてないでしょ? 他のやっちゃうと捕まっちゃうじゃない?  例えばム○ゴロウさんも大好きだったという日本中に生息している例の雑草。そう、大麻(マリファナ)ね。

 

なぜ日本でお酒はOKで大麻がダメになってるかって言うと、敗戦後アメリカさんから麻薬統制指令を食らったのが事の始まり。

 

大麻の類は繊維や製紙産業で広く活用されていたわけですが当時頭角を現し始めた合成繊維(主に石油成分)業界としては、そこらで茂っている大麻でもって安価に製造されるのは都合が悪い。この機会に「栽培そのものを規制しちゃおうぜ。」とまあ、そんなしょっぱい経済政策が始まりだったんですね〜。(ロックフ○ラー財団が関与してるとの噂も…。← デューク東郷さんの出番ですね)

 

そうなると時の日本政府としてはこの経済政策に便乗しない手はありません。大麻では税金収入が見込めない上、健康へのダメージも少なそうとなると医療費収入も未知数…。だったら、大麻に徹底したネガキャンを張って、お酒(それとタバコね)にはポジティブキャンペーンを徹底することでしっかり税金徴収、病人もバンバカ製造して医療費収入もガッツリ、と目論んだらしいのです(まあアメリカさんの面子ってのが一番のアレだけどね)。

 

つまり、経済政策の都合もあって良いモノ(合法)と悪いモノ(非合法)に振り分けられたってわけ。

 

少し話はそれて、今や「ダメ。ゼッタイ」の覚せい剤はその昔『ヒロポン』という名の薬局で買えるただの気付け薬だったんだとか。

 

当時の新聞連載漫画「サザ○さん」で、タ○ちゃんとワ○メちゃんが、風邪薬と間違えてヒロポンを飲んでケラケラ笑い転げてるなんて話もあってほのぼのマンガの一コマくらいの扱いだったんですね〜。(※戦後まもなく依存症患者の増加が社会問題化し1951年に覚せい剤取締法が施行されてから、所持しているだけで重い刑罰が待っている。)

 

さて、話を酒に戻しましょう。

 

もうこのお酒っていう液体、ハードドラッグ並にデンジャーでハイパーな物質だと腹くくって皆で泥酔してる方が自然なんだって認めちゃった方が美味しく飲めて現場も楽しくなるんじゃないかな?

 

さすがに深刻な犯罪に及ぶまでの酔い方するなら、それはお酒が向いてないって言えますが、そうでないなら、多少の失敗も込み込みで良しとしましょう!(筆者願望)

 

ことロック系ライブやトランスパーティーなんて酒に関しては失敗の集大成。みなさんの中でライブハウス未経験、かつ、恥ずかしいお酒の失敗を心に留めている方は今夜にもライブハウスやクラブに繰り出してみてください。

 

アナタの失敗は相撲で言うところの幕下序の口だという事実に気が付くことでしょう。

 

さて、次回からは3週に渡って私の知るお酒の失敗談でもお話ししましょう。 お酒でやっちまったことがあるあなた! 次回の失敗談を読んで『まだまだ自分は大丈夫』と慰めてやって下さい。 徐々にレベル上げて紹介しますよ。

 

 

第二夜 お酒の失敗〜<列伝1>へ続く

 

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企画&ライター 浅井陽 - イラスト担当:こむじむ

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