ライブウォーカー バンドマンに捧げる不定期コラム

実録!ヘルニア手術入院

Round 9「天使」〜嬉しいリハビリ〜

【免責事項】このコンテンツは医療情報の提供を目的としたコンテンツではありません。記載の治療、医療情報などは、筆者個人の調査、記憶によるものに対する感想であり、医療的な正確性や正当性については保証、関与いたしませんのでご了承ください。

 

ヘルニア手術入院〜前回のコラム〜

 

全身麻酔による椎間板ヘルニアの手術から一夜明けた入院4日目。相も変わらず隣ベッドのイビキは酷かったものの、手術後の鎮痛剤と睡眠薬のおかげでまあまあの睡眠。

 

今回は一つ安心したことがあります。それは、脊髄に刺してある血抜き用ドレーンの件。前回(前の病院)の手術の時の装置は、ポンプでドレーン内の血を押し出す方式で、脊髄の神経根を圧迫するから半端なく痛くてコレが憂鬱だったわけ。

 

それが今回は、可愛いポンプでじわじわと吸いあげる方式。押し出すのではなく吸い上げるので、前回の時のあの悶絶する痛みがないし、手術翌日から自分で歩いてトイレにもいける。医療技術の進歩ってすばらしい。今のところ前回の手術より快適。

 

あとは、モリモリ食べて栄養をつけていきたいところですが「病院食がハイレベルに不味い」というハードルがあります。朝食は、杉並区在住のペネロ・ペクルスさん(同居人)に頼んで用意してもらっていたカマンベールチーズとトマトジュースを食します。

 

そしてこの日から早速リハビリ開始。

 

「傷口開かないか?」と一抹の不安を覚えますが、担当のリハビリ療法士がピチピチのお姉さまと判明した途端にワタクシの態度は豹変。

 

リハビリのお姉さま専用の従順なイエスマンと化す。

 

リハビリではお姉さまと密着。そのたびに『このリハビリは五反田のエッチな店的なアレか?』と、極めてゲスな考えがよぎり、活力が戻ってきたことを自覚する。いろんな意味ですっきりした後は薬メガ盛りで就寝。

 

 

入院5日目。昨夜は手術の疲れもあってか隣ベッドのイビキも全く気にならずに熟睡。朝6時にしっかり起床。手術の痛みはやや引いてきているものの、寝返りと起き上がり時に痛みが走る。

 

起き上がれる体勢を探してなんとか起き上がる。しかし直立することが出来ない。しかたなく歩行器にしがみつきトイレに移動。用を足し、いざ戻ろうという時にはすんなりと立ち上がれた。

 

この日はこれらの繰り返しで、立ち上がるときに痛みがあるが、一旦立ち上がってしばらくすればスイスイと歩ける。そのまま調子に乗って早朝散歩に出てみると、出勤してきたリハビリのお姉さまとすれ違う。

 

思わず、「あ、全然治ってませんよ〜! これ今回唯一の奇跡であって、今日から毎日お姉さまと密着…じゃなくてリハビリしていくんですよおー!」と心の中で叫んだとか叫んでないとか。

 

低料金の大人のマッサー…、じゃなくてリハビリは大切ですからね。そのまま昼までダラダラと過ごしていると、お待ちかねの嬉しいリハビリの呼び出し。

 

昨日よりも本格的なリハビリ内容は、さらにディープにお姉さまの身体と密着。この日は、お姉さまの太ももの上でワタクシの足腰をズリズリと擦られ続けるという、もはや五反田ナースプレイMAXコースの…、じゃなくて、ホントに素晴らしいリハビリをしていただきました。

 

それはもうスッキリさせていただいたのです。

 

しかしこの後、天罰のごとく38℃の発熱をする。だが、これで動けないとなってはリハビリが受けられない。発熱なんぞ微塵も気にせずに無理やり元気に振る舞います。

 

さあ、明日はいよいよ退院。ヘルニア、低髄液圧症候群、入院、手術…、そんな煩わしい日々からの解放だー!おやすみなさい。

 

 

<<次へ進む>>

Round10「退院」

 

コラムトップへ戻る

企画&ライター 浅井陽 - イラスト担当:こむじむ