実録!ヘルニア手術入院
Round 2「注射」〜脊髄造影剤注入〜
【免責事項】このコンテンツは医療情報の提供を目的としたコンテンツではありません。記載の治療、医療情報などは、筆者個人の調査、記憶によるものに対する感想であり、医療的な正確性や正当性については保証、関与いたしませんのでご了承ください。
さて、いよいよ午後の検査。トラウマレベルの痛いやつ登場です。ヘルニア手術にあたり、背中の構造を把握するために脊髄に造影剤を注入します。これがもう激烈に痛い。
実際、手術よりも脊髄注射の方がナーバスになる人が多いという代物。脊髄というかなり敏感なところに極太の注射を垂直にブスリと刺し込みます。
しかも刺してからが長い。脊髄圧測ったり造影剤注入したりで、5分ほどは刺しっぱなし。深呼吸などをさせられるのだが、その際はもう、身体に雷が落ちたかのような衝撃(落雷経験ないけど)!
ようするに5分間は、むき出しの脊髄神経を苛められっぱなし。(しかも麻酔なし(*´∀`)ドンダケ?)
脂汗ダラダラたらしながら「先生まだですかぁぁ…?」と泣きつきます。すると先生「OK牧場! 終わったよ〜(*´∀`)」と、全くもってその場の空気に相応しくない口調で注射を終わらす。(おそらくは、少しでも空気を和らげようという先生なりの気遣い…)
いやしかし、辻斬りに背中から切られたらこんなもんじゃないんだろうねえ…。
辻斬り、ダメ! 絶対!
脊髄造影剤注入後は、晩飯を食べて点滴しながら即寝落ち。脊髄注射の半端ない衝撃と、前日のライブと酒の疲れも合わさってのことであろう。途中、目が覚めてしまうが、明日の手術の為に鋭気を養おうと、再び寝ることにする。と思った矢先、手にとったペットボトルの水を盛大にベッドにこぼしナースコール。痛くも痒くもない理由で看護師さんを呼びつけ入院初日を終える。
次の朝、目覚めると、首と背中が強烈に痛い。寝違えかギックリ首(背中)のような痛みにも思える。そして吐き気と頭痛も少々。
これから手術だというのに、他の箇所を痛めるとは何たる失態。このままでは麻酔後のつらさを乗り切れないのでは? という不安が頭をかすめる。強烈な首の痛みを抱えてしまっては、手術後の痛さを分散するためにベッドでもがくということすら出来なくなるのだ。
それはもう拷問の一種のような苦しみだと予想がつく。
さあ、こうなると39才独身、思いっきりビビります。ナーバスになりまくったオジサンが一人ベッドで発した言葉は…、
『もう帰る(iДi)!!』
おおよそ、大の大人が言うセリフではありません。完全に幼稚園児です。プチパニックおこしちゃって完全やさぐれてしまいました。
ナースコールでやって来てくれた看護師さんの制止を振り切り、病院入り口までヘロヘロと逃走。しかし、入り口を出た途端に吐き気MAX。自動ドア手前の排水溝でプチ嘔吐。しかも、その嘔吐が痛いのなんの! 嘔吐の際は、首や背中の筋肉を大活用することが発覚。
いい年したオジサンが、病院の入口で半泣きになりながら「地獄だぁ〜…、ここには居られないぃ…(iДi)」と唸りながら嘔吐する様は、病院にとってはヤ○ザ顔負けの営業妨害となったことであろう…。
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入院中のちょっとラッキーなお話。
今回入院した病院は自宅から200mのところにある近所の◯◯病院。ここだけの話、入院当日の昼食後、午後の検査開始まで空き時間が長いので脱出を決意。家で優雅にシャワーを浴び、猫と戯れ、テレビを眺めて堕落。んでもって午後には検査があるので、ブログなどをアップし病院へ戻りました。
戻り際、病院の入り口の自販機でコーヒーを買うと、ルーレットでアタリを引く。すかさず一番高い「オランジーナ」のボタンを押すが(←拭えぬ貧乏人気質)、買った商品の値段以上のものは選べず、あえなく「セブンアップ」に。
『とりあえずはラッキーだ(^O^)/!』と思いたいが、ヘルニアになってる時点でハズレくじ引いてるような…。
ちなみに、同居人である杉並区のペネロペ・クルスさんには「お前自体がハズレくじ」とも言われております(*´∀`)。
おや、頬に汗が…(iДi)
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